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2011-02

長橋の都湯。

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札幌の情報誌『O'tone』で、一年ほど銭湯の連載ページをいただいていたほど、僕は銭湯が大好きだ。

先週の奥沢温泉中央湯に続いて、また昨日の日曜は銭湯に出かけた。
長橋の都湯。長橋には10数年来、そば打ちの蕎麦粉を分けてもらう岸下製粉さんがあるし、おととし亡くなった母が最後の一年半を過ごしたグループホームもある。

年が明けてから岸下さんと話していて、ご近所の都湯さんが近々に廃業するらしいと伺い気になっていた。二月いっぱいと聞いたか、三月いっぱいと聞いたか…。

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都湯さんは自宅から遠いこともあって、いっとき何回か続けてお邪魔したものの、近年は正直足が遠のいていた。長橋にまでは行っても、母の件やら、どうしても用件だけ済ませて…ということが多かった。

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そのことも含め、番台の奥さんにご挨拶すると、ご両親も80歳を越えているので、現在は自分一人で切り盛りしている。燃料である廃材の供給の問題もあり、建物の老朽化もあり、3月一杯を目処に廃業を考えているとのこと。廃業の理由はどちらの場合でもほぼ同じで何とも切なくなる。間に合わなくなる前に通い続けるしかないのだ。

嗚呼、またしても銭湯の灯が…。




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夕張国際映画祭にて。

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平成22年度地域新成長産業創出促進事業調査結果報告。
正直、こんなに漢字が続くと日本語とは思えない(笑)。
漢文みたい!

開催中の夕張国際ファンタスティック映画祭の共催事業として、昨日、経済産業省北海道経済産業局の主催で行われたフォーラムは、風の色(北海道映像産業振興連盟)が昨年夏から請け負っていた業界調査のひとつの発表の場として、そしてそこから導かれ、あぶり出された課題をディスカッションする形で進行した。

わが風の色のボスが代表理事を務め、風の色も加盟する『HFA 北海道映像産業振興連盟』の受託事業として、僕が担当してきたのは道内の映像関連業者の情報をとりまとめ、増加傾向にある海外(主にアジア圏)からの撮影隊に向けた情報冊子制作のデータを構築することだった。

そんな経緯で、フォーラムに先立つ約20分の調査報告は僕がするはめになったのでした。一昨年のこの場でも上映され、山野が演出撮影ナレーションまでこなして評価の高かった、紋別ロケによる韓国映画『おいしいマン』のメイキングドキュメンタリーが再び上映された後、フォーラムが始まる。

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フォーラムのコーディネイターは札幌・北海道コンテンツ戦略機構の井上理事長。ゲストパネリストは韓国から、釜山フィルムコミッションの運営委員長にして映画監督のオ・ソングンさん。中国上海からは、第78回の米アカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞を受賞し、夕張を舞台にした次回作を暖めている女性プロデューサー、ミッシェル・ミィさん。

そしてどん尻に控えしは、ロケ隊を北海道に迎える立場から、HFA代表理事、風の色代表の山野である。

海外ロケの誘致を促進させるのが目的のフォーラムは、『ロケ地』とは何かを考え直すことを中心に展開された。

オ氏曰く、ロケ地は作品の第二の主人公である。
ミッシェルさん曰く、ロケ地、ひいては映画作品が人と人を結び、制作側も住民であることも越えて関わったことへの誇りを築き、国と国を交わらせる術となる。

山野曰く、ロケ地も使いすぎ、酷使しすぎれば疲弊する。
映画が町に人に元気を与えてこそ本望。



奥沢温泉 中央湯。

中央湯外観

18日金曜日には風の色の若者の母上が脳梗塞で倒れた。
19日土曜日には金沢文庫のエミさんの訃報が届いた。

年明けから土門さんやカナモトさん、ご近所さんのつらい便りばかりに続いていたので、でまた動悸が激しくなってきた。

小樽でも一番古いひとつであるはずの銭湯を久々に訪ねた。
なにかいろいろ洗い流さなければ、と思ったのかな。

脱衣

お湯は清潔で透明で熱く、小樽ではほかにもいくつかあるのと同様に、ここは銭湯でありながら温泉である。浴場の中央にひょうたん型の浴槽が鎮座している。僕が小樽に移り住んで来た19年前には、たしか97歳の大奥様が番台に座っていた。このとき座っていた年配の女性はそのお嫁さん? そのまたお嫁さんだろうか。



中央湯に浸かっていた20日日曜日夕方には、この日もうひとり大切な知り合いが亡くなっていたことをまだ知らなかった。かつて、自分のことを北海道の親だと思えと言ってくれたこともある人なので…。



エミさん。




ちょいととっぽいエミさんは、僕が中学三年生の時から7年前までだから、ざっと30年間実家だった金沢文庫の家の近所の肉屋の一人娘だった。ふたつ年上だったはずだから、最初に会ったのはエミさんが高校生の頃だったのではないか。

当時でいう、少し「突っ張った感じ」の危なげな美人で、僕からするとちょっと近寄りがたい印象があった。背が高くて滅茶苦茶ハンサムな遊び人風の男とずいぶん早くに結婚して二女をもうけたのだけれど、離婚するのも早くて何かと目立つ人だった。両親の血を効率よく引き継いだらしく娘たちも小さいときから人目を引く際立った顔立ちをしていた。

僕の母は僕が幼稚園の頃から書道の世界にいて、三十代の前半に神奈川県知事賞なんていうものもいただいてからは、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍、ほとんど家にいなかったので、僕は小学校が終わると自分で鍵を開けて家に入り、夕食も作れるようになった。

エミさんと娘は、後年母が自宅で教室を開いてからは生徒になった。
離婚ばかりではなく、なにかと幸薄い感じのエミさんは、母よりも24、5歳も若いのに友達みたいな口をきいて懇意にしていた。

20数年前に夫を亡くし、一人息子の僕は東京で忙しい仕事に明け暮れた挙げ句に北海道に移り住んでしまい、実際、母は何かとエミさんの世話になっていた。身の回りのこと、愚痴や身の上相談、食事や酒のお相手等々。

7年前、僕の反対を押し切って金沢文庫の一軒家を引き払い横須賀のマンションに引っ越したとき、今思えば母は少しずつ認知症に蝕まれており、僕が北海道から手伝いで駆けつけた前夜にはまだ、茶碗のひとつも荷造りしてなかった。口は悪いけれど面倒見のいいエミさんの想像を越える働きでその引っ越しはなんとか成立したのだった。

横須賀のマンション独り住まいからちょうど三年。
母の認知症が明らかになり、あれよという間に横須賀の精神科に入院させることになった。それから母を小樽のグループホームに入居させるまでの4ヶ月に、僕は北海道と横須賀を10往復した。母の現在を息子の僕よりもよく知っていたエミさんに、なにかと質問や相談をしながら。

二年前の四月に小樽で母を見送った。
六月、神奈川県三浦海岸にある父が眠っている墓に母を納骨する際、親族以外では唯一エミさんが再婚相手と参列してくれた。昨年の一周忌も同様。年下の控えめな旦那さんはエミさんにぞっこんで、
「僕はぜんぜん飲めなかったんですけど、エミにずいぶんしこまれました。エミが酒を好きなので、僕も一緒に楽しめるように努力してるんです」。そんなことを言う優しい感じの人だった。

去年もおととしも、二人は車でやって来た。会食の席で母の話を親族に語りながら、エミさんはずいぶんと酔っぱらっていた。「電車で来れば二人とも飲めるのに」と僕が言うとエミさんは、「いーのいーの、こいつは運転。あたしが二人分飲むんだからいーの!」

来月母の三回忌と父の二十三回忌の法要を営むにあたり、ご案内にエミさんの携帯を鳴らした。電源が入っていないとのことで自宅にかけたけれど留守番だった。おとといの夕方のことだ。

昨日の早朝、電話で起こされた。寝ぼけながら応答するとエミさんの旦那のカズオさんからだった。「昨日電話貰いました? きっとまた今年もお母さんの法事の件ですよね。あの…おとといエミが亡くなったんです」

僕が電話した日だ。そのときエミさんは亡くなっていた?!

「僕が仕事から帰ると、もう冷たくなっていたんです」

自宅で転倒して、後頭部を強打したのが死因だった。
その結論に至るまで警察が来て検視、解剖まで行われたという。

一年にたった一度だけでも、会って感謝の気持ちを伝え、会食するのが長男として出来るせめてものことと思っていたのに…。

結局また、実の息子よりも早く、母の話し相手になってくれるのですか? でも、あんまり早すぎるよエミさん。

献杯。



ランチ始めました!

ランチ

同じバレンタインデイから、わがもっきりバルはランチを始めた。
月~金の午前11時30分から午後2時まで。ワンコイン500円で三種類のメニューから選べる。

ちなみに写真は本日(18日)の煮込みハンバーグ。
他には定番のカレーと、日替わりの二段重弁当もある。
200グラムの肉にチーズがトッピング。ご覧の付け合わせでボリューム、味ともに必ずや満足いただけることでしょう!

昼酒、朝酒は文化であると思っている僕としては、ランチにちょいと一杯もよし、そのまま夜まで営業しているので、本気で昼から長期戦にもつれ込んで欲しいとも願っているのでした。

新営業時間:午前11時30分~午後10時30分(月~金)
      午後3時から午後8時(土)日曜祝日定休。



モーニング

ちなみにまったく関係ないけど、これは先日のロケ隊が泊まったホテルの朝食(バイキング)

ロケ弁当

これは風の色の別部隊が制作で入っている映画チーム(東直己原作、大泉洋主演『探偵はバーにいる』)で、弁当屋さんを決め込むためにたくさん買い込んだものをいただいたので、自宅に持ち帰っておかずだけ盛りつけて豪勢な気分を味わったときのもの。

病院食

さらにこれは、もっと関係ないけど先月入院した時の夕食。せつない7分粥。

どうよ。やっぱり風のランチが一番でしょう!


もうもうたるバレンタイン。

バレンタイン

バレンタインデイは東京からのCM撮影隊を迎えていた。
最近は以前にも増して義理チョコという言葉、というか概念が嫌いでしかたない。バレンタインは男女問わず必ずやときめきと共にあるべき日なのである。チョコレート会社に踊らされやがってとのソシリを受けたって構わない。

義理チョコなんていう代物は、運動会の徒競走で順位を決めないのと同じ愚かさを感じてしまうのだ。

で、早朝から現場で雪まみれになっていた訳なので、義理も本命もへったくれもない。クライアント、広告代理店、監督、プロデューサー、照明部と僕らコーディネイターたち一行20名は、焼肉屋の目にしみる煙に包まれながら、色気とは無縁の涙のバレンタインのただ中にいたのである。

車座の夕食。出演モデルとヘアメイク、スタイリストさんが紅三点。煙の向こうからおじさんたち全員に配られたのは何チョコですか?


一方、別口で風の色のボスは韓国釜山からの映画ロケ隊のアテンドをしていた。その映画の酒場シーンにちょい役で出演することになっていた僕は、午後10時には焼肉屋からロケ地であるわがもっきりバルに向かう。

気がつけば午前2時。
とうにバレンタインは終わっていた。
数時間後にはまた現場であるのに。



穴掘る男たち。

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いい年をした男たちが札幌市北区のだだっ広い雪原のなか穴を掘っている。

ハタから見たらかなり怪しい。危ない。

でも明日から始まるCM撮影のため、プロデューサーや監督や音楽制作者やコーディネイターやら20代から60代までが、分け隔てなく肉体労働に興じている貴重な一枚なのだ。

こうした泥臭い作業に支えられて、作品は華々しくオンエアを迎えることができるのさ。



雪あかりの路。

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心の内側へ内側へ向かっていくような、静寂の祭り。
最近送った人のことやらが脳裏をよぎる。

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でもこの祭りの力なのか、後ろ向きばかりでなく、どこかすがしいような透明な気持ちにさせてくれた。

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思いを告げる催しごとが近いせいか、しょせんイベントでしょ、ではなく、ちょっと初心に還るような少年の気持ちにもなった。

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同じ境遇?

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ひと晩ですさまじく降ったようで、ご近所さんの早い人は午前6時頃から雪かきを始めている。今朝のニュースでは関東の積雪も大々的に取り上げられていて、明日まで続くらしい。

東京でもタイヤチェーンが売れ、スタッドレスタイヤの問い合わせが激増しているとのこと。

わが家の車は掘っても掘っても姿を現さない。

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そんな朝の雪かきをしているご近所同志のご挨拶は、
「いやあ、降りましたねえ」
でも、東京も雪で大変だというのは、こちらの人たちには何となく嬉しいらしく、「そうらしいねえ」という相づちのなかに、少々「ざまあみろ」が混ざっているのである。

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自宅前の崖っぷちの道は冬期は通行止めになっている。
除雪が入らないと車道と歩道の区別はつかず、交通標識もこんな塩梅なのだ。どうだ、東京には真似出来まい。

僕もだいぶ、道産子になって来たということか。


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