FC2ブログ

2012-12

12月27日『星の庵 風の色』開業!

星の庵75_ページ_1

“Baru de Otarunai” とは、小樽流のバル。
店主ホシノがささやかに営む、風の色という名の庵(いおり)です。

バルって東京や札幌で流行っているあんなにお洒落なスポットではなく、もっと銭湯みたいなコミュニティの「場」と思っています。

メインドリンクは三冷のホッピー。同じく三冷の小樽ハイボール、バルセロナのマリオにオマージュした三冷ワインクーラー。これが三大三冷! 別名“小樽三冷バル”の所以であります。

幻の名店、狸小路の風の色でも好評だった「ぶどキン」や「うめキン」(小樽に舞い降りた堕天使!)、真紅のホッピー「レッド・イット・ピー」、ブラックな「海賊ホッピー」も健在です。

さらに新生風の色では、新宿二丁目のオンマの協力を得た秘蔵韓国焼酎「木浦の雫(もっぽのしずく)のとうもろこし茶割り」、さらにオンマのチャンジャ(やそれらを用いたピビンバ&ピビン麺も開発中!)、同じく二丁目の名店『随園別館』の流れを汲む「ピータン豆腐」も登場!

二軒目、三軒目の店と思われがちですが、レストランやバーとは違う気軽さで、ちょっと気の利いた小皿料理(無国籍タパス)をいろんな酒に合わせてアレコレ楽しむ、これが一件目から満喫する星の庵流バルの歓びです。

神田まつやの玉子焼き、渋谷区広尾・星野園の焼き海苔、絶品鴨がき、お風呂でいただく湯豆腐、江戸時代の道具でぬる燗、週末店主の手打ち、きまぐれ握り等々、遊び心と会話をトッピングした弊店ならでは、誰にも似ていない酒「場」の世界です。

屋号の書は母星野藤閣の絶筆。
書家であり読売書法展の審査員を務めておりました。

スポンサーサイト



テラとクリスマス

1980年12月8日は大学二年だと思う。
夕方の教室がぞわぞわと波立っていて、ジョンレノンが撃たれた一報が飛び交っていた。

教室をあとにテラオと外に出て、キャンパスに近いおでんの屋台でコップ酒を飲んだ。東京の師走のすきま風に乗せて、ラジオからは永遠みたいにジョンの曲が流れ続けてた。その晩から「ハッピークリスマス」は特別な曲になった。

以降、12月8日はどこかしらでテラと一杯やるのが決めごとになり、けっこうムキになってつづけた。


三十直前だと思われるので80年代後半のこと、大学と会社の後輩キタゴーと男二人、クリスマスイブに那須温泉郷からさらに奥まった秘境、北温泉にいた。

早くから酔っぱらったやるせなき男二人で、午後九時台に放送していた映画のエンドロールが終わるか終わらぬかのうちにテラに電話をかけた。ヤツが出るや否や受話器にラジカセのスピーカを押し付け、いきなり「ハッピークリスマス」全一曲を一方的に再生して電話を切った。

翌日、「夜更け過ぎに雪に変わった」雨のお陰で思いがけぬホワイトクリスマスを迎えた僕らが狂気の朝風呂の興奮覚めやらずビールを飲んでいると、突然ドアを開けて雪まみれのテラが現れた。ハッピークリスマスのいたずらがあまりにも口惜しく、未明に車を走らせるも雪で立ち往生。山道で愛車を乗り捨てバスに乗り継いでやって来たのだという!


1992年に僕が北海道小樽に移り住んでからは、さすがに12月8日の儀式を続けるのは物理的に難しくなった。

小樽生活三年目だったか、札幌のおでん一平の雑誌原稿に1980年の屋台のエピソードを書き添えた。あんまり素晴らしい店だったので、今年(1995年)の12月8日は一平を訪ねよう。そう書いた。

僕はそれを実践したのだけれど、そのとき一平の電話が鳴った。店主の谷木さんに「星野くん、あんたに」と受話器を渡された。

「やっぱりいたか。シワス!」

テラの声だった。
雑誌の記事を読んでかけて来たのだった。


今年の四月七日。
永い介護の末に母上を見送り、父親の介護も余儀ない状況で、なかなか時間が思うようにならないテラと、ヤツの地元、舎人公園で落ち合った。

櫻と花火を同時に愛でる贅沢な趣向のその夜、寒風の公園でさんざ杯を交わした挙げ句、さらに谷中の墓地の見事な花の下にも足を運び、山手線の踏切際にある吉田類ゆかりの酒場でさらに一杯やって別れた。

そんなこんなで、ジョンが撃たれて32年経った今も、テラとはくされ縁が続いている。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

カレンダー

11 | 2012/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

プロフィール

azumashikikuni

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2 Blog Ranking

全記事(数)表示

全タイトルを表示