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2021-04

はじめまして、痛い風。

先週水曜日、11月9日に東京へ。

元々横浜出身の私なので、帰省という側面もあるのだけれど、今回は丸一週間東京に滞在しました。実は亡くなった父親の実家が、渋谷区広尾の広尾商店街というところにあって、今も「お茶と海苔の星野園」というお茶屋を営んでいるのであります。ここに三泊。美智子皇后が通われていた、聖心女学園の裏門からもほど近く、近年は昔とうって変わっておしゃれな店が建ち並ぶ商店街です。

大使館や高級マンションがご近所に多い場所柄、星野園にはけっこう外人さんや芸能人のお客さんが多いんですね。以前は、有楽町の交通会館や銀座アスター(敬称略)も顧客で、毎日4、50キログラムものお茶を商っていたのですが、店を継いでいる三男(私の父が長男だった)が身体を壊し、配達が出来なくなってからは、すっかり商売の規模を縮小したのでした。
私の最愛の祖母は、90歳でまだ元気に店にたっていますが、60の坂を越えた三男、私の叔父は独身三姉妹の父親で、星野園の行く先が危ぶまれます。

さて、広尾はなんと便利なのでしょう。毎日毎日、都内の様々な場所でいろいろな方とお逢いした今回の東京出張でしたが、赤坂でも、半蔵門でも、浅草や銀座や神楽坂、四谷、早稲田、神田、渋谷新宿池袋、どこに出るにも楽々なのです。

そばっ食いの私は7日中実に5日もそば屋ののれんをくぐりました。
赤坂の割烹風、押上の新店、神田まつや、薮、横浜元町一茶庵。全部昼時でしたが、私のことですから、当然日中からそば屋酒ということになります。夜は夜で、半蔵門の焼き鳥屋、浅草のもつ焼き屋、神楽坂は松旭斎美智姐さんのスナック、四谷のこくている、横浜のどぜう屋とホッピー仙人のバー…、という具合に。

上京三日目、東京の広告代理店時代の後輩のアパートに泊めてもらった晩のこと。神楽坂のIWATOホールで、立川志らくさんの芝居を観たあとに、居酒屋で二人の噺家さん(古今亭八朝さんと立川談四楼さんです)と一杯やってから、四谷三丁目の「バー こくている」で待つ後輩の前にたどり着いたたのはもう日付の変わる頃。それから彼の行きつけのスナックと細くて辛くて有名な一心ラーメンを食べ終わり、かつての「連れ込み」を改造した不思議なアパートの窓辺でちびちび始めたのが午前二時半ごろでしょうか。

もともと尿酸値が高いとは言われていました。馬鹿にしてほおっておいた、という訳でもなく、いや、むしろ、出来る限りは酒量を落とし、食事に気をつけ、日に三、四回はプールで泳いだり、頻繁に血を採って数値を確認したり、もうかつての豪傑気取りは影を潜めていたのです。でも。

それは静かにやって来ました。

少なくとも、モノの本で目にしていた、「あらゆる痛みの中でも最強の痛み」という類いの破壊的な感覚ではありませんでした。けれども、生まれてからこれまで経験したことのない、シクシクとした違和感。消極的鈍痛とでもいうのでしょうか。右手と左足の先の方。半ば意識を喪失しかけている後輩と再会の杯を口にしながら、足元で何かがガラガラと音を立てて崩れていきました。
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