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2021-04

コトバと記憶。

「言葉を獲得して、はじめて記憶が発達する」

「言葉抜きには存在し得ない知的な道具がある」

「音楽を聴いて一番感動しているときには、
   思い出せそうで思い出せない何かを感じる」


昨日、知的興奮に満ちたフォーラムに出かけた。

河合 隼雄(文化庁長官、臨床心理学者)と、
立花  隆(評論家)それぞれの講演と、
谷川 俊太郎(詩人)を加えた鼎談。
テーマは「読む 聞く」の4時間。

一冊の本を書くためには、取材対象から話を聞いて聞いて聞きつくして、
さらになお、関連書物を読んで読んで読みつくして、
『 I・O比率』が100対1~1,000対1くらいで、
はじめて良い仕事になる、という立花氏の話。

『 I・O比率』という言葉を初めて聞いた。

すなわち、IN と OUT の比率。
100から1,000の情報を取り込んで、
そのうちの「1」の情報を用いて一冊の本に仕上げる。
そのくらいの密度がないと、すかすかな仕事になってしまう、と。

「モノを書く」仕事の末端を汚す者としては、
ほとんど赤面してしまうようなお話だ。

一方、クライアント(患者)をカウンセリングする際、
エネルギーを費やしながら、ボーッと話を聴くという河合氏。
患者の話を聴いている中に、勝負があるのだ、という。
ボーッとして見えるのは、勝負の間合いをはかっているのだろう。

「あられ」の翌日の、小雨の日曜日。小樽市民会館の午後。

大人すら本を読まなくなった日本人。
人の話を聞かない、聴かせたがりの誰かさん。
コンピュータの普及でますます字が書けなくなる私。
コンピュータの前に座って音楽を聴いても、
街へ出かけてナマの演奏を耳にする経験はどんどん減ってゆく。


言葉にならない体験や想い。それを表現するのが詩人。

なるほど。

つまり、

「こんとん」をインプットして、
コトバをアウトプットするのが生業の人のこと。
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