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2021-04

小樽雪あかりの路 ~ みのかさやの想ひ出1

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昨日、すっかり小樽の冬の定番となったイベント『小樽雪あかりの路』が2週間の会期の幕を閉じた。
小樽市街の旧手宮線沿線や小樽運河周辺に置かれた雪のキャンドルの小径をただ散策するという静かな催し。でも、雪あかりの路には、どこか人の心の内面を見つめさせるような奥行きがあって、ボクは大変気に入っている。札幌の雪祭りとほぼ同時期に開催されるが、こちらは規模が大きすぎて、すでに祭りを支えている人たちの顔が見える作りではなくなってしまっている。

今年、第9回を迎えた雪あかりの路。縁があって、第3回目の時のイベントのサブタイトルと企画概要・趣旨などは僕が作った。
http://www.otaru.gr.jp/8-ivent/akari3/akari3.html
「ほっと、ノスタルジィ」
このタイトルなどを考えるときに、ボクの中にはあるイメージがあった。

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道外から北海道小樽に移り住んで来たボクに対して、ボクの東京横浜方面の友人や、こちらで生活するようになってから知り合った方々の一部に、どうせこいつは、ただ北海道の美しい自然に憧れて、なんていう次元でやって来た(行ってしまった)に違いない。しばらくすれば北海道の冬の厳しい現実に打ちのめされて尻尾を巻いて逃げ帰るだろう。そんな憶測をされていた。しかしそうした憶測をした面々には申し訳ないが、暮らしてみてますますボクは北海道の冬にものめり込んでいった。自宅の裏道で雪の中にテントを張ってすごし、新聞ネタになったこともあった。

現実世界の音という音を消し去るように、すべての色彩をモノクロームに押し込めてしまうように、あたりを静寂に包みながら降りしきる雪の中を長い時間歩いていると、どんどん目線が自分の内側を向いて来る。とげとげととんがった現実がふんわりとオブラートにくるんだように丸みを帯びて来る。むろん、雪は人々の生活に様々な負担や危険を与えるし、それは押さえておかなければいけないけれど。

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冬の小樽から雪を引き算してしまうと、凍てついた町並みが寒々しく屹立するばかりで、「ほっと」なごむことができない気がする。歩き続けた先に見える灯りは、寒い心の中に「ほっと」やすらぎを与えてくれる。灯りをともす軒先の扉をあけると、中から「ほっと」暖かでやさしげな空気が溢れて来るのだ。

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● COMMENT ●

コメントありがとうございます.

横浜出身、北海道在住のボクとちょうど逆なんですね。暖かいコメントが嬉しいです。ありがとうございます.覗きに行きます!

郷愁です。。

はじめまして。北海道出身の横浜在住の会社員です。
記事を読んでいると、実際に会場にいるような気持ちになりました。"とげとげととんがった現実がふんわりとオブラートにくるんだように丸みを帯びて来る"という表現、見事です。
殺伐とした雰囲気の都会でも、雪あかりのようなイベントがあれば犯罪も減るんでしょうけどね。。

PS:「小樽雪あかりの路」の写真をブログに掲載されていた方々のベストショットをお借りして、小樽雪あかりの路の紹介記事を作成しました。
皆さん、心よく写真の引用を承諾してくれまして、素晴らしい出来になっています。
宜しかったらご覧になって下さいm(_ _)m


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