FC2ブログ

2021-04

前略、母上殿1

20071107175447.jpg


倉本聰さんの「前略おふくろ様」は、第一部が昭和50年秋から51年春、第二部が51年秋から52年春にオンエアされた。
昭和34年生まれの僕は放送開始当時16歳の高校生で、倉本聰という放送作家との初めての出逢いだった。その後、昭和56年から21年間続いた「北の国から」によって、国民的放送作家として不動の地位を築いたのは多くの知るところであるけれど、その後、文学部演劇専攻の卒業論文に倉本聰さんと山田太一さんを取り上げるに至る自分にとって、作家倉本聰の真髄は「前略」にあると思っている。

ぺっぷ出版から昭和52年に発売されたこの写真の本を手にして、作品のシナリオのみならず、収録されている、女優田中絹代さんへの追悼文「葬列」や、亡くなった作家山口瞳さんとの長い長い対談を読んでしまったことが、少なからず僕の人生を変えたとさえ思っている。

20071107182007.jpg


この本を目にしなければ、テレビで観た「前略おふくろ様」が、単にひたすら面白いだけでなく、これほどまでに深い作品だとは気づかなかったかもしれないし、数年後に「悪人のいない風景」として大学の卒業論文のテーマにも選ばなかっただろうし、大学入学と同時に北海道上湧別町出身の男と出逢ったり、間もなく「北の国から」や「昨日悲別で」の放送が開始され、さらに卒業後に入社した広告代理店で天宮良さんや倉本聰さんのCM制作に関わるという偶然や必然が重なったにせよ、まさか15年前に自ら北海道民になることはなかった気がする。

そして今年、2007年1月11日から3月22日までオンエアされた「拝啓、父上様」を観て、押しも押されぬ巨匠となった倉本先生は、ご自身の中で、ある「回帰」をされたような印象を持った。


スポンサーサイト



● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://azumashikikuni.blog16.fc2.com/tb.php/220-8389429c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

前略、母上殿2 «  | BLOG TOP |  » アトリエテンマの二冊、間もなく発売!

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

プロフィール

azumashikikuni

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2 Blog Ranking

全記事(数)表示

全タイトルを表示