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2021-04

さよなら、横須賀1(中央酒場)

横須賀中央

母が最後に住んだのは横濱ではなく、横須賀だった。
父母ともに東京の人だったけれど、僕は父の転勤中に神戸で生まれ、4歳から横濱に暮らした。神戸、西宮の記憶なんてほとんどないので、「生まれは?」と訊かれれば、やはり横濱と答えるだろう。

18年前に父が亡くなってから、母はずっと父の建てた横濱の家に独りで住んでいた。4年前にその家をついに手放すことになったときが、母を小樽に呼び寄せる最後のチャンスだった。けれども、母は頑として受け入れず、横須賀のマンションで暮らし始めた。ちょうど3年続いた横須賀のマンション暮らしは、病気のために、昨年の9月までのこととなった。

いろいろあって、そのときから僕の住民票を横須賀に移した。
話せば長くなる、やんごとなき事情があったからなのだが、一年が経過し、ここにいたってそうしている理由も完全になくなり、というか、不便さばかりが募って、今日、小樽から横須賀の市役所に出向き、転出の手続きをとって来た。

ちゅうさか1

京浜急行横須賀中央駅を降りてすぐの小路に、昭和28(1953)年からやってる「中央酒場」がある。なぜか横須賀には、僕の愛飲するホッピーを呑ませる店がたくさんあって、なかでも中央酒場は、「もーり」と並んで双璧である。ホッピー好きの間でささやかれる「三冷」をシビアに守る姿勢は徹底している。

「三冷主義」とは、ホッピー(正しくは、焼酎のホッピー割り)たるもの、ホッピー(という名の清涼飲料)と焼酎、そしてジョッキの三つすべてをしっかりと冷やしておかなくてはならぬ。氷をいれるなど愚の骨頂である。というものだ。

横須賀よりも、ずっと早くからホッピー文化が存在していたであろう浅草あたりでも、最近はほとんどの店がジョッキに氷を満載して出してくる。あれは困ったものである。「ちゅうさか」(中央酒場を常連はそう呼ぶらしい)では、写真左手に見える冷蔵ストッカーの中に、すでに適量140mlの焼酎が入ったホッピー専用ジョッキが厖大に冷やしてある。注文が入ると、そいつを取り出し、これまたキンキンに冷えた壜のホッピーと一緒に客に提供するのだ。

ちなみに「中央酒場」は午前10時開店。写真は午前11時過ぎの情景である。


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