正しい晦日。

この店で正月の餅を買うたびに、正しい年の瀬の正しい自分を感じ、これからは毎年恒例と思いつつ、365日後には心構えが足りずに買えない年も多い。申し訳ないが、値段もやっぱり●トーの切り餅とは違うのだ。
ツルヤさんは小樽の正しい餅屋で、今年は伸し餅(定番とよもぎ)と豆餅を購入した。予約もしていなかったし、予算的にもお供えまでは手が出なかった。ただし、伸し餅を買えない年でも豆餅はマメに買っている。ずしりと重いのに柔らかく、車で自宅まで戻る間にどうしてもつまみ食いしてしまうのは、これだけは恒例行事だ。

ツルヤさんの敷居を跨いだ暮れは、何となく良い年を迎えられそうな気分になるから正しい店とは偉いものだ。
道すがら、私の花見スポットであり、小樽港を見渡せる雪の平磯公園に車を停めて、ツルヤさんの豆餅を頬張りながら、しばし「忙中に閑」の物思いだ。
スポンサーサイト
● COMMENT ●
トラックバック
http://azumashikikuni.blog16.fc2.com/tb.php/282-13ee0ea0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)