ソウルがふるえる。

ソウルに来ています。
前日土曜の晩にボス宅でボスの握る関サバと北の錦に酔いしれて、早くから酩酊していた私ですが、2月1日日曜日の10時過ぎには小樽の家を出て、新千歳空港に昼前到着。ボスと落ち合って1400発の大韓航空に。
仁川(インチョン)国際空港からリムジンバスに乗り間違え、あらぬ方向に向かったりしながら、初めて触れる韓国の優しさに導かれ、バスを乗り継ぎ、タクシーのお世話にもなりながら、ようやく午後8時前に新沙地区の永東(ヨンドン)ホテルに到着。
最近ソウルで最も先端の人たちが集まるという、ホテルから目と鼻の先の街路樹通り?に繰り出します。

今回の出張は、韓国の映画制作会社SPONGE.ENT.との打ち合わせが目的だ。昨年3月に北海道の紋別市でロケが行われた、同社制作の韓国映画『Oishiiman』の韓国本国と北海道でのPRに風の色が関わっているからである(11/17「イ・ミンギとオホーツク紋別。」参照)。
昨年10月に釜山映画祭で上映された『Oishiiman』は、2月19日からの韓国公開がついに決定した。2月16日の先行マスコミ試写めがけて、主要ロケ地である紋別で作品に関わった市民20名がツアーを組み、ヒット祈願とロケ地紋別のPRを兼ねてソウルを訪れる。作品の重要なモチーフにもなった、流氷の精霊クリオネも連れて行くのだ!
2月27日には、夕張国際ファンタスティック映画祭で、『Oishiiman』を通した、映画ロケと地域振興のシンポジウムも開催される。
そして3月には、ロケ地紋別での特別上映。
そんな一連のプロジェクト運営の詰めの合間を縫って、焼き肉や辛いものも食べた。

杉本あずみさんは、まだ二十代にも関わらず、韓国在住8年。
映画作りに関わりたい一心で、照明の世界に飛び込んで後、アジア映画好きが高じて、ある日突然思い立って右も左も分からないソウルにやって来た。ときどきぬるま湯にいることが許せなくなって、無理矢理自分を追い込む性癖があるそうだ。
今回縁あって、風の色と韓国サイドの間に立ち、交渉やら通訳やらの一切合切をこなしてくれた強い味方である。そして今まさに完成間近の、ボクが作っている紋別ロケ地マップのハングル語訳もお願いした(写真で彼女が見ているのがその校正)。現在は日本やハリウッドの映画を買い付けて、韓国で上映する仕事に就いている。
日本を離れて、ボクらの知らないところで頑張って輝いている素敵な人がちゃーんといるんだなあ…と関心しきりの夜なのだ。
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