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2021-04

六日のあやめ/小樽の赤1

薮雛一番

十日の菊みたいな話だけど、2月の最後の土曜日に薮半を訪ねた。
久しぶりに写真家の志佐公道さんと待ち合わせをしたのだ。志佐さんはたびたびこのブログに登場していただいているのだが、運河の保存運動に参加した、僕の敬愛する小樽人である。カメラマンとしての志佐さんとお仕事がしたいのだが、なかなかその機会がない。

いつもそう思っているので、仕事は実現していなくとも、事務所の忘年会だお花見だという機会があると必ずお誘いする。たいていは一度話を引き取って、後から正式な返事をもらうのが世の常だが、志佐さんの場合は99パーセント即答である。いける。いけない。しかもほとんどが出席で、一升瓶なんかぶら下げてすうっと現場に表れる。実に男らしい。

たとえば薮半の小河原店主、たとえば峯山冨美さん。
小樽が好きで小樽に移り住んで来た身としては、札幌の事務所に通いながら日々の生業に埋没して来た自分を感じると、もっと小樽濃度の濃い人に逢い、小樽の町に寄り添っていないと、ここにいる意味がない、と自分を戒める。

小川原店主の薮半では、暮れ、正月からひな祭りまで、僕のお気に入りの座敷席の天井から、紅白の餅をあしらった手作りの柳飾りが下げられている。この日はさらに古い雛飾り。このそば屋はいつも時間と戯れていて、小樽の古い時間に逢うことが出来る。

薮雛

先日ソウルの町を歩いていて、韓国の赤がやたらと目についたけれど、この日は妙に小樽の赤が目に飛び込んで来た。

小樽で何回の桃の節句を眺めて来たのだろうか。赤がもうとうに血の色のどぎつさを失って、おだやかさあたたかさをもって、たゆたう時間に句読点をうっているようだ。

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