『もっきりバル 風の色』デビュー!

先月24日からすべてがはじまり、昨日のクリスマスイブでようやく一ヶ月。そして今日、2009年12月25日。プレオープンのご招待日にまでこぎつけた『もっきりバル 風の色』。
不眠不休の三十日を過ごしたけれど、酒場経営のど素人が店一軒を造り出せたことに感無量だ。むろんまだ箱が出来たに過ぎない。時勢も含め、経営の大変さをこれから思い知ることになるだろう。浮いたことは考えちゃいない。これからは言わずもがな、死に物狂いである。
しかしながら、そこは素人の恐ろしさ。
綿密に計画していたら、この旗揚げはなかっただろう。
自分たちがまず楽しまなくちゃ、の精神なので、来店してくれた人が自分も仲間に加わりたいと思ってくれるような店を創っていこう。
この写真は仕事仲間の本田カメラマンとデザイナー中G氏と三人で、ああだこうだ言いながら撮影した。『もっきりバル』たる象徴の1枚である。カウンター背面の重厚な札幌軟石の石壁と、その石肌を浮かび上がらせているブドウ型の照明の風情が気に入っている。
が、これは今回内装を担当した舞台美術家、世界の高田氏によるもので、壁の素材は、実は発泡スチロールであり、画面左に見えているライオンのドアノッカーのある扉も偽物で開けることは出来ない。
弊店にはそうした、酒場素人の映像制作関係者の遊び心が随所にちりばめられており、かなり面白不思議なまやかしの空間に仕上がっていると思う。
まやかしでありながら、重厚なカウンターの作りに対比するように、画面手前には元祖焼酎割り飲料『ホッピー』がど~んと主役を張っており、脇に控えた安っぽい赤ウィンナーが泣かせると思うのだけれど…。
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