新春ご挨拶/もっきりバル「風の色』開業に寄せて。


2009年10月、25年ぶりのバルセロナで散々バルに詣でた。

スペインでは、学校や病院のない村にもバルが存在するという。

バルは単に呑み屋にあらず。朝食に立ち寄り、昼から一杯も良し、夕餉には仲間と集う。
地域コミュニティの基地だ。

ちょいと一杯の気軽さと、なんでもない一皿のとんでもない美味しさが僕をトリコにする。

あえて日本で同類の悦びを見出すなら、江戸の蕎麦屋酒に違いない。

帰国後、蕎麦屋以外で蕎麦屋酒めいた小さな幸せに出逢えるのはどこか考えた。
赤羽『まるます家』? 月島『岸田屋』?


横須賀の大衆酒場『もーり』の壁には「朝九時から飲み会できます」と書いてある。朝っぱらからホッピーでよろしくやっている。ホッピーといえば、横濱野毛の『ホッピー仙人』はホッピー専門のショットバーだ。

そんなこんなが一緒くたになった酒場はないものか。朝からは無理でも、早い時間からホッピーに煮込みも、ワインにタパスも同時にOK。立ち飲みもテーブルも小上がりも混在した店作り。

美味く安くあずましい。…ない。ならば自分で創るしかないではないか。

映像製作者の発想・人脈で不思議空間創ってみました。合い言葉は『とりあえず、ホッピー』

2010年初春 店主・星野敬白
スポンサーサイト
● COMMENT ●
トラックバック
http://azumashikikuni.blog16.fc2.com/tb.php/425-a6af02b2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)