食品衛生責任者。

昨日、そんな人になるための講習会を受講し、晴れてそういう人になった。まさか、自分が飲食店の店主になったり、食品衛生の責任者になったりなんて、半世紀の人生の中でつい2ヶ月前までは思ってもみなかった。
尊敬する蕎麦打ち職人がわが店にやって来て、その人のテーブルに出向き、僕が注文を取る。心臓に悪い。ロケ業界の仲間たちが、嬉しそうにカウンターで立ち飲みしている。ありがたい。昨日まで知らなかった人たち、通りがかりの人、新聞記事を見てくれた人たちが、目の前で酒と酒肴を交わしながら、縁故のお客と仲良しになっていたりする。不思議だ。
思えば、18年前に横濱市民から北海道民(小樽市民)になったときも、広告屋から編集者はまだしも、コピーや企画の人から、さらにロケーションコーディネイターのワラジを履くようになったり、雑誌に文章を載せたり、唐突にCMに出演することになったり、その流れでナレーションの仕事をさせてもらったりと、自分でも直前まで思いもよらなかった展開が、少なくとも10年周期くらいでひゅっと風が吹いたようにやって来るのだ。むろん、その風はどこかで自分が吹かせているのかもしれないけれど。
四十では自分の雑誌を創刊した。
五十で飲食店を開いた。
獅子座亥年生まれのなせる技か…。
めぐり逢ったすべての人々に感謝。
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