FC2ブログ

2021-04

天空の句会/ヒコー中年2

選考1

今回の兼題(必ず詠み込む季語)は「雛(ひな)」。
二句出し(二句を提出)のうち最低一句は、雛の句でなければならない。無記名で提出された句をばらばらに並べ、スタッフが紙に書き出したものをコピーして全員に配布する。

選考2

自作以外のすべての句の中から、自分が一番良しとするものに「天」、二番目に「地」を投じる。ワインをたしなみながらの選句の時間の後、全員順番に自分が天と地に選んだ句を発表していく。「星野北星選、天です。○枚目○番目…」という具合に。

外国の

(一月の鎌倉吟行にも参加したという米国代表ジョナサンさん)

岩本夕

(天空は窓外の景色に時のうつろいが体感できて、なんとも句会に興を添える。暮れ色の空が胸に染み入り、ワインも進んでしまう)

次に、天地を多く集めた句から順番に、その句に一票投じた全員がそれぞれその理由を延べる。ひとしきり発言が終わったら、最後にその句の作者が名乗りを上げ、自分の思いを表明する。そしてまた次の句、という風にその繰り返しで会は進行する。

最後には、天地の入らなかった句の作者も自作へのひと言を順繰りと述べ、結果、すべての出席者が一度は発言する趣向である。

途中から吉田類さんのご指名で『披講』の大役を仰せつかった。
披講とは作品を読み上げることを指す。

披講

「星野さんは声がいいから読んでみて!」
小樽で最初に舟の皆さんと会った十一月の夜、吉田さん宿泊のホテルの部屋での何次会目かの戯れに、その日の句会のプリントから指定された句を「披講」させられた。珍しい趣向、いや酒肴である。

類さんは、きっとその晩のことを思い出して僕を指名したと思われる。吉田類さんから俳号北星を授かったのは、まさにその夜、その部屋、披講の直後のことだった。そのときとほぼ同じことを、類さんは二月月例会の参加者に向かって言った。
「ね、みなさん。同じ句でも読み手によってぐっと素敵な句に聴こえるものでしょう? 北星さんには毎月来てもらわなくちゃ」
て、照れくさい。

最初は「披講」の意味がよく分からず、今回北海道に帰ってから物の本を引いてみた。「リズム、声質、抑揚、余韻などによって作品の感じられ方ががらりと変わってしまうので、その力量を問われる非常に重要な役割」。こりゃあ重責過ぎるぜ…。
 


  思えども すすめぬ道の 忘れ雛

                  北星


スポンサーサイト



● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://azumashikikuni.blog16.fc2.com/tb.php/445-bc4fa3d2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

天空の句会/ヒコー中年3 «  | BLOG TOP |  » 天空の句会/ヒコー中年1

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

プロフィール

azumashikikuni

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2 Blog Ranking

全記事(数)表示

全タイトルを表示