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2021-04

新潟吟行2



4月17日土曜
日朝9時過ぎ、上野駅新幹線乗り場には人が溢れていた。大雪の影響とかでダイヤが乱れに乱れているのだ。なんてこった。春の遅い北国から上京して来たというのに。新潟は櫻が満開を迎えているはずだと聞いていた。

しばらくして吉田類さんから電話がかかる。お互い一番早く出る列車に飛び乗って、新潟駅で落ち合うことになる。結局僕は予約した新幹線よりも一本早い、でも、一時間遅れで午前10時に出発の列車に乗った。昼すぎに新潟駅着。ひと足先に到着してお茶を飲んでいた吉田類さんと合流する。


この日の目的地である菊水酒造さんは、本来なら新潟駅からさらに在来線で小一時間、そこからタクシーで十分の距離である。でも新潟駅にはお迎えの車が来ており、てっきり御大のために酒造さんが手配したものと思った。三十分ほど走ってお昼に蕎麦屋さんに入ってから、ようやくその方々が地元在住の類さんファンの主婦とその友人であることが判明。僕はおこぼれに預かったのだった。

類そば

ゆっくり蕎麦とビールをいただいたので、菊水酒造到着は句会スタートの午後二時に限りなく近い時間になっていた。手入れの行き届いた広大な庭園風の敷地内を離れの会場に向かう。

山

木の実2

花1

荷物を置いてから、酒の貯蔵タンクのある棟と酒文化に関する膨大な資料群を所蔵した棟を拝見する。

仕込み樽

酒器2

酒器3


酒器4

展示1

それからしばし、三時頃までは句をひねる時間が与えられた。事前に兼題(その日のお題である季語)が与えられる定例会とは違って、訪れた地で受けた印象で即興的に詠むのが吟行の醍醐味である。あいにくの天候ではあったけれど、類さんも、敷地内の豊かな緑の中をそぞろ歩きしていた。

類そぞろ

木の実1

田んぼ畝

家

この日はひとり二句提出。僕は、短冊にしたためられた約五十の無記名の句を無作為に別紙に書き出すお手伝いをした。さらにその三枚の紙は、人数分プリントされて参加者全員に配られる。

枝垂れ

会場1

f89f0.jpg

f89ee.jpg

蕾

そこから個々が句の選出をする。自分以外の一番よしと思われる句に天、二番目に地を投じる。はじから各々の天地を発表の後、得票の多かった句に天地を入れた人間が順繰りその理由を述べる。最後にその句の作者が名乗りを挙げ、当人の意図を披露する。その際に一句一句を詠み上げることを披講といい、吉田さんの句会では最近それが僕の役割となっている。

社長

乾杯

外の景色を愛でることのできるガラス張りの美しい部屋で、力作ぞろいの句会の終了と重なるように、酒造さんの観桜の宴の準備が始められる。

お重1

f89f8.jpg

残念ながら、満開のはずの櫻はつぼみのままだったけれど、ただ酒を造って飲ませるのが目的ではなく、酒の文化をこそ広めたいという菊水酒造社長のご挨拶通り、その夕の宴の目玉は江戸時代のレシピを再現したというお祝い料理であり、それらを盛る、時代を経てやって来た器たちだった。

宵

句会参加者に加えて酒造の社員さんや社長とご縁の深い海上自衛隊の制服も凛々しき方々も加わり、宴席は最初は遠慮がちに、やがてにぎやかな盛り上がりを見せ、最後は地元祭りの木遣り歌で朗々と締められた。

f89fe.jpg

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