FC2ブログ

2021-04

新宿ゴールデン街


大学も最初の勤めも新宿区だったので、ある時代の東京とは、僕にとってほとんどが新宿だった。

北海道小樽に移り住んで19年。
ここ数年ひんぱんに訪れたのは、新宿ではなく、浅草はじめ東京の東側だった。それは僕が求めているのが東京よりも江戸だったからだと思う。昨年11月に吉田類さんと衝撃的に出逢い、彼の主宰する句会の月例会に顔を出すようになって、浅草との縁は決定的になった。

昨年の母の通夜に東京から参列、先月の初めての命日には花を贈ってくれた新宿御苑のラルゴを経営する菊浦史を昨晩訪ねた。吉田類さんの句会の番頭さんである伊勢さんに、新宿界隈で吉田さんゆかりの店はないか電話をして尋ねると、ゴールデン街の「ばるぼら屋」と「川太郎」を教えてくれた。さすが吉田類の右腕、間髪入れずの即答だ。方やこちらときたら、ゴールデン街もしょんべん横丁もご無沙汰すぎて、浦島状態なのだ。

ばるぼら屋

午後8時。ラルゴを閉めて新宿ゴールデン街へ。
三番街にある「ばるぼら」は、ホッピーや焼酎ハイボールを飲ませてくれる鉄板焼きの店なのだが、ここはゴールデン街なのだ、というえもいわれぬ風情をきちんと漂わせている。菊浦史と二人して、中外のホッピーを楽しんでいるうち、10時をすぎて、件の伊勢さんが現れた。わがブログをもっとも丹念に隅から隅まで読んでくれている読者のひとりである伊勢さんは、僕が新宿で飲む相棒が、母の通夜と命日のエピソードの、あの、ラルゴの菊浦史と聞いて「ぜひ、あの人にお逢いしたいと遅い仕事終わりに駆けつけてくれたのだった。

花園神社

しばしカウンターに3人で並んだものの、すでに先行してしっかり二時間飲んでいる僕らだったので河岸を変えることに。ゴールデン街もそうだけれど、花園神社を歩くのはいつ以来だろう。歌舞伎町など居並ぶ繁華街の間近にして、このエリアは異次元である。それが作用したかしないのか、このあたりから僕の記憶があいまいになる。

吉田類さん新宿の定番と聞いた、「バルボラ屋」から田舎料理「川太郎」への黄金ハシゴ。大切な友人と新しい俳句世界の事務局長の引き合わせ。とりもつ僕はとりわけ今宵はしっかりしていなければ。そうずっと肝に命じていた。ところが北海道での連日の昼夜トチ狂った生活ぶりが僕の足を引っ張る。

川田楼

『川太郎』ののれんをくぐるあたりまでは覚えている。
でもそれ以降の情景も会話もまったく覚えていない。
次の記憶は、伊勢さんが「まだ終電間に合うので」と言って宵闇に消えて行った場面。そのあと寿司屋に入ったのはなんとなく。最初の二カンを口に運んだあたりまで。川太郎と寿司屋の会計に至ってはまったく記憶なし。それでもこのように写真は撮っているのである。ピントも伊勢さんの眼鏡に来ているではないか。不思議。というより、恐い。

次の記憶は浅草のホテル前に停車したタクシー。
東京の西から東への深夜移動。

運転手さん、すみません。財布が見つからないんですけど…。


スポンサーサイト



● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://azumashikikuni.blog16.fc2.com/tb.php/486-316f891a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

GWの浅草。 «  | BLOG TOP |  » 定年。

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

プロフィール

azumashikikuni

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2 Blog Ranking

全記事(数)表示

全タイトルを表示