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2021-04

回忌法要1

 
3月26日土曜午後。
横濱で高校一年生からの友人タケさんと待ち合わせた。
突然の申し出にも関わらず、1泊させてもらえることになった。

昨年から決まっていた両親の法要だけれど、自分が北海道から人の流れに逆行するのはともかくとして、震災後の諸々の中にいる親族たちを呼び集めてよいものか。さんざん電話で各位と相談した挙げ句、予定通りとり行うことになった。事務所や店も月末年度末の何かと慌ただしく大切な局面を失礼して抜け出して来た。

泊まるところも定めずに飛行機に乗ったものの、供物や供花を自分で調達しなければならない。どんなに面倒くさくても、異様に高価な霊園お任せにするつもりは毛頭ない。第一、自分や故人の好みでしつらえられない。去年も一昨年も自分で選んだ。

そのかわり、目的地が翌朝の三浦海岸なので、都内ではなく横濱の友人に頼った形になった。

供物

彼の住まいは横濱駅西口から徒歩十分。それでいて駅と反対方向には下町風の素敵な商店街がある。彼の案内で訪れた松原商店街で果物屋と花屋を探す。どちらも期待以上の高品質、安心価格だった。

供花

独身貴族タケさんのマンションに大荷物と供物、供花を預けて、僕は横濱駅にとって返し、京浜急行で能見台へ。2月17日に急逝、今回の法要に出てもらうはずだったえみさんのお宅に線香をあげに行くためだ。ご主人のカズオさんも、昨年の一周忌、一昨年の納骨の際に参列してくれた。晩年の母はこのお二人にひとかたならぬ世話になっていた。お二人の住まいは僕が15歳から30年間実家だった場所の近所なのだ。

般若心経

仕事帰りのカズオさんと16号線のマクドナルドで待ち合わせ。隣の西友ストアと共に照明が落とされている。駅前のローソンも同様だった。慌ただしい半日を過ごして、ようやく震災の影響を実感する場面だった。いや、そういえば、羽田以降のいくつかの駅では構内のエスカレータが停止していた。

初めてお邪魔するお二人の部屋。母が泊めてもらって三本川で寝たこともあるという場所に新しい仏壇があり、3月9日で54歳になるはずだったえみさんが笑っていた。

『その日仕事から戻ると、えみはここに倒れていたんです』
カズオさんは、玄関から続く台所と仏壇の部屋の境のあたりを指差す。驚いたのは仏壇の横の壁に書道家だった母の作品が架けられていたこと。その般若心経は長いこと実家の母の仕事部屋にあった。かなり若い頃の作品と記憶している。2004年11月に、母が突然一軒家を売り払って横須賀のマンションへ引っ越した時にも大活躍してくれたえみさんにプレゼントしたのだろう。

レバニラ

かつての実家の近くを通り抜け、金沢文庫駅まで徒歩20分。
野毛の萬里でタケさんと落ち合う。日本で初めて焼き餃子を出した店。僕が幼稚園の頃から愛し続け、いまだ日本一と信じて疑わぬレバ炒めは、現在は僕の中学時代の野球部の一年後輩が作っている。カワブチは今や萬里のチーフコックなのだけど、彼の作るレバ炒めは、半世紀近く前の僕の記憶の味と寸分違わないのだ。



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