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2021-04

回忌法要2



3月27日日曜午前8時30分。
タケさんのマンションを出て横濱駅に向かう。旅行鞄には両親の位牌を詰めているし、供物の果物も一対の仏花もあり大荷物だ。しかもカメラバッグ。

三崎口

途中、震災報道の初期に目にした横濱駅の近くの地割れを横目で見ながら進む。お金をおろし忘れていたことに気づき、コンビニを探して徘徊、汗だくで京浜急行快速三崎口行きに飛び乗る。荷物を棚に上げていると後ろから声をかけられた。亡父の弟夫妻だった。父の実家、僕の本籍地でもある渋谷区広尾のお茶屋を切り盛りしている三男夫婦なのだ。道連れが出来て話は弾み、三浦海岸で下車予定が終点の三崎口まで乗り過ごしてしまった。


手続きを済ませて墓前まで。お参りの前に雑草取り。
午前11時から40分。父の二十三回忌と母の三回忌法要は無事終了。墓に参る。
この日は素晴らしい快晴で霊園から臨む太平洋が素晴らしい。けれどこの海は…。

三浦霊園

予約した店のマイクロバスに乗って会食の席へ移動。
法事には昨晩線香をあげたえみさんのご主人、カズオさんも参列してくれた。えみさんの四十九日もまだなのに、カズオさんはえみさんを同伴していた。お二人以外は全員親族なのに、昨年の母の一周忌もおととしの納骨もカズオさんとえみさんは来てくれた。ほとんどの参列者が三年続けて顔を合わせているので、えみさんの訃報は衝撃だった。

冒頭の挨拶で僕は簡単に顛末を語り、カズオさんと親族の許しを得て、えみさんに献杯を捧げた。酒好きのえみさんの写真の前には彼女のグラスが置かれた。

会食のえみ

目前の窓枠いっぱいに蒼い蒼い海が広がっている。

三浦の海

あの日この浜にも0.9メートルの津波が到着したという。遠浅の砂浜の沖の沖まで潮が引いて、誰も一度も見たことのない水底が姿を現し、住民は慌てて非難した。海沿いの道路は封鎖されたけれど、幸い大きな被害はなかった。こんなにおだやかな青い海も、被災地の海とひと続きだ。でもこの日の海の蒼は、えみさんや父や母の哀しみを少しだけ癒しているようだったし、願わくば、彼の地の尊いひとりひとりを少しでも鎮魂してくれたならと。合掌。


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