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2021-04

三回忌。

IMG_9256.jpg

4月23日は母の命日。亡くなって二年になる。
認知症を患って、横須賀から小樽のグループホームに入所後、わずか1年5ヶ月で急逝してしまった。病は深刻だったけれど、当面は命の心配などしていなかったので不意を突かれた。

2007年お盆、横須賀で一人暮らしをしていた母の病が発覚。
上京して病院嫌いの母を無理矢理病院に連れて行ったけれど、一ヶ月後にあれよの間に入院。病状は重たく、11月末に小樽の施設に入ってもらうまでの三ヶ月間で、僕は小樽と横須賀を7往復した。

病状発覚後、母が暮らしていたマンションの人たちとのにわか交流で、さかのぼること三年前に母が引っ越して来た早々から「怪しい言動」があったことを聴かされた。本当に、まったく、ひとり息子の僕は、母の生活も現実も知らなかった。

母の生活に近かった方々が怪しいと思ってから、僕が介入し、医師が診察して病名が分かるまでに少なくとも三年経過しているのだ。僕は母の日常を知る努力をしていなかった。これはきつい。自分を責めざるを得ない。たったの…と思っていたけれど、あくまで僕が気づいてから母が亡くなるまでが1年半強だったのであって、この空白の三年が悔やまれてならない。

母3

倉本聰さんの名作『りんりんと』は、当時でいう老人性痴呆症の母親を息子が老人施設に入れるための東京から北海道までの道のりを、姥捨ての旅に見立てた深刻なドラマだった。それは子が親を捨てるのではなく、実は子が親に捨てられる旅なのだという深刻なテーマだった。

倉本さんを卒業論文に書いた僕は、横須賀の精神科から小樽の施設への6時間の行程の間中、しきりにその作品のことを思い出してた。

http://kazenoiro.asablo.jp/blog/2007/11/



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