FC2ブログ

2021-04

函館を歩く。

23旅路

今回の函館訪問の目的は、函館の若い町づくりの面々が企画した『道内若手まちづくりプレイヤーによる ソーシャルメディア利活用フォーラム』というのに参加するため。知り合いが二名出演していたからだ。そのあとのスマートフォンの拡張ARを活用した町歩き、というのにも興味があった。

すでに朝酒で足元がふらついていたけれど、会場の金森ホールに向かう途中に懐かしい民宿があって、既に僕の町歩きは始まっていた。

旅路に泊まったのは二十歳過ぎのこと。まだ旅の仕方、出逢いのあり方も若かったなあ。これまでも何度か前を通ったし、ずっと以前には女主人に挨拶したこともあった。でも今回入り口のガラリの扉の周りに雑草が生えていて、もうこの家は使われていないことを示していた。

IMG_4735.jpg

新生NPO小樽ソーシャルネットワークの理事、福島慶介さんは建築家であり、映像アーティスト。東京横濱と小樽を行き来しながら、アーティストとしての活動を展開して来た。彼は現在、取り壊し寸前だった地元小樽の歴史的建造物を私費で買い取り、カフェや宿泊施設に再利用している。そればかりではなく、別の人間が曜日や時間によって同じ場所を違う形で運営、それぞれがオーナーになれるユニークな試みに取り組んでいる。

福島さんのこの『旧岡川薬局』はじめ、参加パネリスト6名のわが町との関わりのプレゼンテーションとディスカッションが第一部。

IMG_4775.jpg

そして、スマートフォンの拡張機能を利用して、現実の風景とインプットされた過去の風景を重ね合わせながらナビゲータの解説を聞聴きつつ町を歩く趣向が第二部だった。

IMG_4784.jpg

僕はこれまでどれだけ函館の町を歩いただろう。
何度ひとりぼっちで新年を迎えただろう。
眠らぬまま新しい年の朝を迎えて、そのまま箱館山に昇ってご来光を拝み、函館ドッグ、外人墓地からいくつもの教会、神社、立待岬、谷地頭の温泉とつぶさに歩き、始発の市電の運転手さんが発したあけましておめでとう…たくさんの情景や言葉も顔も刷り込まれている。

この頃、僕は横浜市民で学生だった。北海道にはもともとなんの根っこもない。でも19年前から函館市民ではなく、発作的にもうひとつ大好きな港のある小樽市民になってしまった。だから今でも函館の町は僕の胸を疼かせる。

おそらく、住んだことのない町でこれほどたくさんの足跡を残した場所はどこにもないと思う。

IMG_4790.jpg

人は大好きな町をもっと身の内に取り込みたくて歩き回るのだと思う。それにまさる方法はないと思って来た。今どきの新しい方法論は、僕の三十年の函館にどんな新しい情景を見せてくれるのかな。

IMG_4834.jpg


スポンサーサイト



● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://azumashikikuni.blog16.fc2.com/tb.php/655-108d4f92
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

函館の赤ちょうちん。 «  | BLOG TOP |  » 朝市の編笠屋順夫さん。

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

プロフィール

azumashikikuni

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2 Blog Ranking

全記事(数)表示

全タイトルを表示