
去るバレンタインの日に来店した左の四人組のうち、真ん中のピースの男性が、別の同僚を伴って昨晩ふたたび星の庵を訪れてくれた(その後、日曜日にも一度、休みと知らずに店の前まで来てくれたそうなので、都合三度目!)。
ホッピーに欠かせぬ友、キンミヤ焼酎の古里三重県四日市から、スキーシーズンの間だけキロロのホテルピアノに勤務するという初めての体験をしたそうな。三ヶ月に渡るキロロ生活のさなか、折りに触れて下界(小樽)に降りては花園を徘徊したらしいが、酒飲みの嗅覚で星の庵に辿り着いてくれたのは奇跡に近い。
まだ名前も知らない彼は、この十五日には業務を終了して四日市に戻るという。この三ヶ月はとても忘れられない日々になった、と。
彼と僕の間には、なんか出逢ってしまったな、という空気が生まれていたと思う(僕の自惚れかもしれないけれど)。写真左端の寿司職人もずいぶん気に入ってくれて、バレンタイン以降、僕や僕の店のことを熱心にネットで検索してくれていたと聞いた。
昨晩の同僚ともこの店に気持ちが盛上がってくれたようで、旅立つ前日、つまり三ヶ月の最後の晩、三月十四日に彼の師匠や同僚たちを引き連れて星の庵を貸し切るぞの勢いだった。
酒呑みで遊び心もノリもあって馬鹿にもなれる。なおかつ礼儀正しく常識も節度もある。僕はこういう男が大好きなので、酒の席の話であんまり追い込まないように、もしも本当にそういう話になったらでいいから、その時には電話をくれるように、と言い添えた。
でも、
今年のホワイトデイに、
も一度逢えたらいいね。
僕も見送りたい。
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