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2021-04

埋まった。

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日本郵政省の仕事のロケ地探しで、
地元小樽の坂と郵便ポスト、それから並木(林)をリサーチしていた。
昨日のことだ。
坂には事欠かない町だけれど、
絵コンテに見合う並木が探し出せずにいた。
むろん別班も稼働していて、ほかのエリアを走り回っていたのだが、
少々焦って迷い込んだ場所は、かなり雪深いところだった。
僕はハイエースの四駆ワゴンで動いていたのだが、
このクルマ、かなり自重がある。
ちょっと素敵な白樺の並木を山道に見つけて気を良くし、
写真に収めて引き返しかけたが、欲が出た。
もういっちょ針葉樹の並木がないものかとその先の坂を登り始めた時、
タイヤがズブズブいい出して、これはマズい、
とバックした途端、ハマった。

車両は助手席側に大きく傾き、タイヤが空転。
即クルマを降りて、
付近に落ちていた太い枝やらをタイヤにかませて再スタートを切ったが、
タイヤはますます空回りをして、さらに左後方をえぐって行った。
情けないことに僕は、スタックからの復旧道具「ヘルパー」や、
スコップのひとつも積んでいなかった。
タイヤのまわりの雪を地道にかき出してはみたが、
手袋すら携行していなかったので、
手がかじかんで(北海道では「しばれる」という)、
いくらも続けることができない。

かなり粘った挙げ句、
小樽在住のロケコーディネイター仲間に携帯でSOSを求めた。
ほどなく彼がスコップや牽引ワイヤーやロープなどを持って現場に。
地獄に仏だ。
ただし、彼もクルマで入れば一蓮托生は明らかなので、
山道に入る手前でクルマを降り、
かなりの距離を歩いてやって来てくれた。
けれども、
彼が持参したヘルパーをタイヤにかませて様々脱出を試みるも、
徒労だった。もはや、これまでか…。

最後の手段。夕方に顔を出す予定だった、
小樽市役所内にあるフィルムコミッションの担当者を通じて、
とうとう、スキー場などでよく見る圧雪車の出動となった。
すっかりイチ大事だ。
情けないやら、恥ずかしいやら。

僕と僕のハイエースを救出してくれた圧雪車は、
想像を遥かに超えて大きかった。
実に頼もしかった。
反省した。

考えてみると、移住後14年、
雪道にスタックしたのは、今回が初めてだった。

ここのところ、何かにつけて、
「あ、これ使える」「ブログネタだ!」
と思ってしまう自分がいる。
浅ましいもので、
今日くらい取り乱すほど途方に暮れたのは久しぶりだったけれど、
その一方で、
山の雪道に沈没しかけたわがハイエースや、
そこに登場してくれた仲間、
そして、
圧雪車による壮大な救出場面をドキュメントしたい気持ちが、
激しく頭をもたげた。
でも、さすがに余りにも不遜でカメラは取り出せなかったので、
さきほど改めて詰所に御礼に伺った折り、
雪原に大きな身体を休めていた昨日の圧雪車の勇姿を、
失礼してパチリ。
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